五葉剣道会

創立40周年記念誌より

平成26年5月6日に北区民センターにおいて五葉剣道会創立40周年記念合同稽古会が開催されました。 その際に配布された記念誌より抜粋いたします。

設立当初を振り返って

昭和55年11月頃、尼崎の誠志剣道会に所属する息子と仲間たちと共に、稽古の引率者として南五葉小学校にお邪魔しました。当時の五葉剣道会では、百十数名もの会員がいて三部に分かれて稽古していました。防具組40~50名ほどは体育館で稽古、他に30~40名は体育館周辺で素振りと足運びの稽古、20~30名が運動場でランニングや素振りの稽古に分かれ、4,5名の指導者だけで指導していました。そこで長嶺先生(当時会長)から「指導者が足りないので、経験があるのなら指導に参加してほしい。」との要望がありました。私は「日曜日に出来る限り参加します。」と答え指導員の末席に参加させていただきました。ちょうど試合が近づき、五葉剣道会では初心者の稽古に対応ができる指導者が不足しているとの事情もあったため、当時の勤務先の尼崎にある誠志剣道会において、火曜日に指導員をしていた経験もあったため、五葉剣道会においても、竹刀の持ち方と足運びを教えるようになりました。やがて5月にはバス2台で総勢百名ほどが二泊三日の合宿に参加するようになりました。 五葉剣道会は昭和49年、南五葉小学校の開放にあたり、その一環として長嶺頼政先生が“剣道を通じての青少年の健全育成”を地域より依頼され、当時の指導者として寺本豊太、松田陸男、中村九十九、西村明、見市康直、中川宗次郎、吉原剛、大西建、岩田博らの各先生とともに立ち上げられ、まずは南五葉小学校20名ほどの小学生たちと、そして昭和52年には南五葉小学校80名、北五葉小学校16名、更に西は押部谷、北は箕谷からと、121名が汗を流すようになり、現在までに1000名程の青少年を社会に送り出してきました。またお父さんお母さん剣士から、定年後のお祖父さん剣士(現在休部中ですが3段)まで広く門を開け、誰もがいつでも稽古できる環境を守りつつ、生涯剣道を一人でも多く続けられるよう頑張っています。

(故人)長嶺頼政、寺本豊太、見市康直、中川宗次郎、西村明、岩田博 各先生 ご冥福を祈ります。合掌。

指導者:父母の会40周年記念に対し厚く御礼申し上げます。

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